京都のごみ減量をコーヒーから。家庭のコーヒーかすを地域の資源に

捨てればゴミ、活かせば資源。mame-eco(マメエコ)は、京都市内のカフェやホテル、一般家庭と農家をつなぎ、コーヒーかすを地域の循環へとつなげるプロジェクトです。

もったいない」から始まった、京都の資源循環

農家さんとの繋がりもない夫婦が、日常のコーヒータイムに感じた「コーヒーかすを捨てるモヤモヤ」。それがジモティーを通じて一軒の農家さんと出会い、この活動が動き出しました。

現在では、ホテル、カフェ、オフィスなど50拠点以上の提携パートナー、そして市内9カ所の地域回収スポットから、自転車でコーヒーかすを回収しています。

「mame-eco コーヒーかす回収中」の看板がついたマウンテンバイクと、手前に積み上げられた使用済みのコーヒーフィルターとコーヒーかすの山。

これまでの歩みと、私たちが目指すこと

2020年の活動開始より、2026年3月末時点で累計 92トン(92,000kg)以上のコーヒーかすやペーパーフィルターを回収してきました。

これらを農園で堆肥や肥料として活用し、育てられた野菜や穀物を再び街で消費する。私たちは、この「循環型社会(サーキュラーエコノミー)」の構築を京都の足元から実践し、さらには全国へとこの意識を広めていきたいと考えています。

何気なく捨てていたモノが、実は豊かな土壌を作る大事な資源であること。環境のために、捨てる前にもう一度だけ「活用」を考えてみる。そんな小さな選択が、フードセキュリティ(食料安全保障)への貢献にも繋がると信じています。

西陣の静かな通りを、青いコーヒーかす回収バケツを載せたマウンテンバイクとトレーラーで走るmame-eco(マメエコ)のGary。

感謝とミッション

私たちの役割は、堆肥材料としてのコーヒーかすの需要を掘り起こし、行政や企業、地域社会がその「供給」をスムーズに行えるよう支援することです。

mame-ecoを支えてくださる農家さん、回収ボランティアの皆さん、そしてスポットを設置してくださる全てのパートナーに、心より感謝しています。皆さんからいただくエネルギーが、私たちの活動の原動力です。

京都の静かな通りで、京町家を背景に並ぶmame-eco(マメエコ)のGaryとJunko。二人の自転車にはコーヒーかす回収用の青いバケツが載っています。

今日からできる、小さなアクション

日々のコーヒータイムを、地球にやさしい時間に変えてみませんか?

【農家・家庭菜園をされている方へ】 コーヒーかす堆肥を活用した栽培に興味がある方へ、活用ノウハウの共有も行っています。

【一般家庭・個人の方へ】 ご自宅のコーヒーかすを資源として役立てたい方は、ぜひお近くの回収スポットへ。 [→ 京都市内の回収スポット一覧・参加方法はこちら]

【カフェ・オフィス・事業主の方へ】 「生ごみの削減」やSDGsへの取り組みとして、コーヒーかすの回収をご検討の方はお気軽にご相談ください。

古い木造家屋の脇に置かれた、日光が差し込む4つの大きなバケツ。中には回収されたコーヒーかすが詰まっており、色とりどりの蓋が開いています。
亀岡の農家が見守る中、コーヒーかすが詰まった大きなバケツを車に積み込むmame-eco(マメエコ)のGary。

引き続き日々のコーヒータイムと同様に、私たちができるアクションを楽しく続けていきます。

Love Coffee, Hate Waste! ブルーム ゲーリー・順子

コーヒーかすの堆肥で育てられた、トマト、トウモロコシ、キャベツ、レタスなどの新鮮な夏野菜が並ぶ2つの木箱。