水分を飛ばしてエコなコーヒーかすの 捨て方 

家でコーヒーを淹れて、コーヒーかすを捨てますか?

コーヒー残渣の重量を減らす上で大きな一歩を踏み出す簡単な方法をご紹介します。

コーヒーかすを捨てずに堆肥化し、また全国の取り組みをする人たちを支援する「mame-ecoコーヒーかす再利用プロジェクト」をスタートしました。

しかし、コーヒーかすのリサイクルを希望する全ての人が、今すぐに始められるわけではないことを私たちは認識しています。

コーヒーかすには大量の水分が含まれているため、コーヒーかすを焼却炉に輸送して燃焼させるのに必要なエネルギーが増加します。

幸いなことに、他のほとんどの種類の食品廃棄物とは異なり、コーヒーかすに含まれる水分は使用直前に意図的に加えられるため、廃棄する前に多くの水分を簡単に除去できるということです。たとえコーヒーかすを捨てたとしても、ここには改善の大きなチャンスがあります。

そこで私たちは実証実験として屋外で数時間ほど抽出後の珈琲かすを天日干しして、重さにどのような変化があるかを調べました。

コーヒー抽出に使用したのは紙フィルターを使用するタイプの家庭用コーヒーメーカーです。

結果として、マグカップ 2 杯のコーヒーを淹れるのに21 gのコーヒー豆粉から測定をスタート。

抽出後、フィルターから湿った粕を取り出し、重さを量りました。重さは56gで、コーヒーを淹れる前よりも大幅に重くなりました。

それらを屋外に出して乾燥させ、コーヒーかすの重さを再度測定したところ、38gでした。

この単純な実験結果において

乾燥させることによって抽出前のコーヒー豆粉の重さの2倍以上に増えたコーヒーかすの重さを少しの手間で軽減できることが分かりました。

したがってこの方法で1日2杯だけ作る場合、毎月のゴミ重量が約540g削減されます。

乾燥させてから、捨てるだけでも、大きなエコに繋がるんです!

小さな(地味な)アクションも継続することで大きな影響!

コーヒーかすは他のほとんどの食品廃棄物と比較して、水分含有量が意図的に添加されているため、使用後に余分な重量の一部を比較的簡単に減らすことができるという点で、特別な性質を持っていることについては上で述べました。

それに加えて、コーヒーかすは、他のほとんどの食品廃棄物とは対照的に、異臭少なく、あまり虫を寄せ付けないため、この簡単で効果的で省エネな自然乾燥方法がとても始めやすいかと思います。

要点

この投稿のポイントは、再利用の活動が容易にできない場合でも、前向きな行動を取ることを完全に諦める必要はないということです。

結局のところ、完璧にやることが目標ではありません。何かをすることは、何もしないよりもはるかに気分が良く、確かに違いをもたらします。

そしてもちろん、さまざまなことを行うための時間や可能性(状況)が得られ、達成感に勇気づけられると、小さな一歩(きっかけ)がさらなる行動への扉を開くこともあります。

mame-ecoの「まめ」とはコーヒー豆のことですが、小さな行動(エコ活動)をすることで、その先の大きな影響を生み出す思いを込めて命名しました。

気軽にそして何より楽しんでやってみてください!